「COMPANY TANK」掲載情報

2019/06/22

営業職としてさまざまな仕事に携わり、ビジネスのノウハウを身に付ける。知人から仕事の紹介を頼まれたことがきっかけで「誰でも挑戦できて、長く続けられる仕事はないか」と考え、軽貨物運送業に注目。自ら事業を立ち上げドライバーを募り、短期間で収益化に成功したことから、(株)Eternal Drivers(代表:大貫智彦)を設立した。現在は高水準なサービスと報酬を両立させ、業界全体のイメージを向上させることにも尽力している。


 


関東圏を中心に軽貨物運送業を手掛ける(株)Eternal Drivers(代表:大貫智彦)。長く営業職として活躍してきた大貫社長は、ドライバーたちの意識改革に注力し、あいさつ、マナーなど仕事中の「当たり前」を高い水準に引き上げている。その独自の理念に、タレントの石黒彩さんが迫った。



 

業界の外から察知したチャンス

 

石黒 こちらは、軽貨物運送の事業を手掛ける会社だと伺いました。大貫社長は、もともと運送業界に携わっていらっしゃったのですか?

大貫 いえ。以前は全く畑違いの世界で、営業職として働いていました。ある時、知人から「仕事を紹介してほしい」と頼まれて、「未経験でも資格などが必要なく始められる仕事はないか」と探していくうちに、たどり着いたのが軽貨物運送業だったんです。それで詳しく調べてみたところ、仕事量に対し人材が追いついていない業界の現状も見えたことから、ビジネスとしての興味も湧き、自ら事業を起こしてみることにしました。

 

石黒 未知の分野に迷わず足を踏み入れられるなんて、すごい決断力です。とは言え、業界経験ゼロの状態から事業をスタートされるというのは、大変な部分もあったことと思います。実際に起業されてみて手応えはいかがでしたか?

大貫 試運転的にスタートして、すぐに収益化することができたので「これならばいける」と思いました。確かに運送業の経験はありませんでしたが、そのおかげで外からの視点で業界を見ることができたのが大きかったですね。例えば、運送業に携わるドライバーの中には、あいさつが満足にできなかったり、最低限の「報・連・相」を行えなかったりする人も・・・。そこで、そうしたビジネスパーソンに必要な基本スキルをスタッフに徹底的に身に付けさせるようにしました。すると、「あなたのところのドライバーはしっかりしているね」と、お客様から褒めて頂けることが増えたんです。

 

石黒 なるほど。社長が営業職としての経験をお持ちだったからこそ、むしろ運送業界全体が抱えている課題にメスを入れることができたのですね。

大貫 そうですね。そうして徐々にお客様からの信頼を獲得する中で、ドライバーの数も案件の量も順調に増え、法人化を果たすことができました。


 

運送業の価値向上を掲げて

 

石黒 改めて、現在はどのような流れでお仕事を受けていらっしゃるのですか?

大貫 当社は、業務委託での軽貨物運送業を主軸にしているため、基本的には企業様から運送の依頼を頂き、こちらから人員を手配しています。現在、約60名ほどのドライバーが在籍していますが、提供できるサービスの質には大きな自信を持っているんです。

 

石黒 社長自ら人材の育成に力を入れていらっしゃるということでしょうか?

大貫 はい。私は、運送業の仕事そのものの価値を向上させるつもりで事業に取り組んでおり、誠心誠意を持って働けば、大手企業に勤務する一流サラリーマンにも負けないほどの所得が得られる職種にしたいと考えています。だからこそ、採用段階から「本気でやれる人だけ来てほしい」と伝えていますし、入ってきてくれたドライバーたちとは、毎日欠かさずにSNSを使ってコミュニケーションを取っているんです。

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    石黒 社長自ら積極的に話をしてくださるというのは、一緒に働くドライバーの方たちも気合が入るでしょうね。

    大貫 私がよく言っているのは、「当たり前の水準を上げよう」ということです。礼儀作法やマナー、時間を守ること、荷物を丁寧に運ぶこと──そうした根っこの部分の意識改革を徹底することで、仕事へのモチベーションは自然に高まっていくはず。実際、入社前はさぼり癖があって低収入だったあるドライバーが、当社に入ったことで仕事の楽しさに目覚め、月収60万円を超えるまでになったんです。そうした変化を見られると、私もやっていて良かったと思いますね。

     

    ホールディングス化を見据える

     

    石黒 良い前例があると、「自分も変われるかもしれない」と入社を希望するドライバーの方が増えそうです。

    大貫 私はこの事業を通じて、仕事や所得に関する悩みを抱えている人をすくい上げ、活力溢れる人材へと育てていきたいと思っているんです。実際、当社はドライバー同士の紹介で入ってきてくれる人が多く、2019年中には100人まで増やしていこうと考えています。

     

    大貫 ええ。今は軽貨物運送業に注力していますが、今後、「車の整備をやりたい」「保険の提案をしたい」というような要望が上がってくれば、彼らを中心に事業の枝葉を広げていくつもりです。そうして、3年以内に売り上げ10億円を達成できるよう、これからも着実に経営規模を拡大していき、やがてはホールディングスという形にするべく、この先も準備を進めてまいります。

    大貫智彦の所属する会社MT画像

    大貫智彦をインタビューする石黒さんの写真